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概略 |
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リレー中継システムは、場所やLAN接続に依存せず生中継をおこなうために整備したシステムです。
離れた場所(国内各地や海外)からインターネットを介して生中継するためのものです。
北海道から九州・沖縄などインターネットに接続できる場所なら、国内はもちろん海外からでも映像を送ることができる。
これがリレー中継システムの特徴となります。
誰でもお手元のPCを使ってATVのテレビ中継やラジオ放送に簡単に参加できる、ということを意味します。
(どのようなことに利用するかの代表例はこちら >>リアルタイム技術の応用)
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システム検証 |
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リレー中継システムは「ユニバーサル・メディア構想」(以降UM)の根幹となるフィールド中継システムの基本形。
機器やシステムの検証、信頼性の確認、運用上の見極めなど様々な検証に用いるため、「ねこカメラ系」に先行試験投入。
「ねこカメラ」の補強を兼ねた実地運用テストのチャンネルとして現在に至ります。
*UMのひとつの形が実用と社会実験を兼ねた「各地を結ぶリレー生中継」で、このリレー中継システムの拡張型「フィールド中継システム」が使われています。
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チャンネルタイトル名の由来 |
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エンコーダ発の映像や音声信号をネット経由で受信し、各種制御を行いながら主信号を各配信サーバチャンネルに配送するシステムなので「リレー中継」と称します。
ローカルネットワーク系統内にある送出システムに依存せず、独立した送出システムからインターネット経由で映像を受信サーバに送れます。
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サブネーム |
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文字通り臨時に中継するためのチャンネル枠なので臨時中継の名称に。
リレー中継回線は運用によってサブネームが変わります。(チャンネルは制限なく作れます)
・現地中継 |
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現地からの中継で固定または変動チャンネルの保持型の場合 |
・臨時中継 |
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臨時中継(常設・非常設・スポットの3タイプがあります) |
・ライブカメラ |
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ライブカメラ的運用をする定点カメラの中継に用いる場合 |
・ラジオ |
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音声のみの中継に用いる場合 |
*エンコーダ発「素材送り」もリレー中継扱いになります。
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中継のあるとき |
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ねこカメラ系臨時中継は
・原則日中から夜11時位までをカメラ運用時間帯とし
・生中継がある場合のみオンエア扱いとする
という運用になっています。
リレー中継システム自体は24時間年中無休で稼働しています。
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中継のないとき |
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カメラ中継がない時はビデオ映像に切り替えます。
フィールド中継から信号を供給。「F11M」の映像に切り替えます。(フィラー映像)
「ねこカメラ」の補強なので、こどもの頃の映像などを流して楽しみの幅を広げます。
ビデオといっても「生中継内のビデオ」です。オンデマウンドではありません。
・間合いに流すビデオ映像は送出サイドのタイムテーブルによる自動制御ループで流れます。
・運用の都合でカラーバー信号や静止画信号に切り替える場合があります。
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